産後に多い反り腰のお悩みについて

2022年04月18日

産後に多い反り腰のお悩みについて

柏市の各公園桜の木の花びらだいぶ散ってきましたが。
気候も心地良くなったせいか、小さなお子さんと遊ぶママさんを多くお見かけします。

泉町鍼灸整骨院でも産後のお客様がお子さんを連れて、お身体のメンテナンス目的に産後骨盤矯正をお受けなられる事が多いです。

最近特に多いのが、反り腰のお悩みです。

産後で、こんなお悩みありませんか?

✅仰向けの体勢で寝られない
✅腰痛
✅下腹部がポッコリ
✅下半身太くなった

反り腰はお身体の痛みや凝り以外にも、スタイルにも問題が起きやすく。
女性にとって大変嫌な問題の1つですね。

今回は産後に多い、反り腰についてご説明させて頂きます。
詳細を知る事で、反り腰の予防に繋がって頂ければと思っております。

反り腰とは

反り腰とは
横から見た脊椎

腰骨は、脊椎に構成されている1つです。
脊椎は頸椎・胸椎・腰椎に分類され、脊椎の下には骨盤があります。

脊椎は重い頭部を支える為S字状に弯曲しています

●頸椎:前弯
●胸椎:後弯
●腰椎:前弯
◎3つの椎の規則的な弯曲=生理的弯曲

反り腰は腰椎が必要以上に前弯し、生理的弯曲が崩れお身体のトラブルに発展しやすい傾向です。

反り腰の原因

身体の重心が前方にある事が1番の原因です。
特に産後は、妊婦・出産の影響で重心が前方移動しやすいです。

📒重心の前方移動理由
●腹部・下腹部の膨らみ
●視線が下
●筋肉の衰え

腹部・下腹部の膨らみ

妊娠時の反り腰

妊娠時長期間腹部が大きく膨くらみ、前かがみ姿勢が継続的になり。
自然と身体の重心も前方移動してしまいす。

また妊娠・出産の際、必ず骨盤が開きます。
産後も骨盤が開いた状態が続くと、脂肪や腸が下垂しやすくなります。

重心が前方・脂肪や腸の下垂により、下腹部がポッコリ膨らんでしまいます。
その影響で、産後は反り腰になりやすいです。

お客様からよくあるご質問

妊娠経験がないのですが、腰が反っている気がするのですが。 反り腰って誰でも起きますか?
産後に特に多いですが、誰でも反り腰になる可能性はあります。 例えばヒールのある靴を履く習慣の方、デスクワークで猫背の方。 そのような型も重心が前方にある可能性が高い為、反り腰になっている場合があります。

視線が下

産後での日常生活は、下を見る機会が多いです。
お子さんとの会話・授乳・家事など。

視線が随時下ですと、少し前のめりの姿勢ですので。
自然と重心が前方になり、反り腰になってしまいます。

筋肉の衰え

反り腰による筋肉の衰え
腸腰筋

妊娠時は長期間安静・ホルモンバランス乱れ等で、筋肉が衰えやすいです。
特に産後は骨盤の歪みで、骨盤を支える腸腰筋が大変衰えやすく。

腸腰筋の衰えは骨盤が前傾しやすく、反り腰に繋がる傾向です。

反り腰はスタイルにも影響を及ぼす

反り腰は、腰痛以外にスタイルにも影響を及ぼす傾向です。

身体の重心が前方だと。
大腿部(もも)前面・下腿部前面(すね)に重心がかかり、筋肉を活発に使い太くなります。

逆に大腿部後面・下腹部後面(ふくらはぎ)は重心があまりかからないので、使いづらくなります。
使かわないと細くなれば良いのですが、衰えて垂れてしまいます。

結果産後は、前が太く・後が垂れているので…。
下半身太りの印象を与えやすくなります。

反り腰の施術

反り腰の施術
ボキボキしないソフトな矯正

泉町鍼灸整骨院では、腰椎や骨盤の歪みを整える目的に産後骨盤矯正を行います。

お身体の前方にある重心の対し、下半身調整を用いて重心の正常化を目指します。

また強い腰痛等には鍼などを用います。

●産後骨盤矯正(腰・骨盤の歪み緩和目的)
●下半身調整(お身体の重心の整え目的)
●鍼(腰痛緩和目的)

反り腰のセルフメンテナンス

反り腰の予防は、骨盤を正常な位置に保つ事が重要です。
特に骨盤を支えている腸腰筋を鍛える事で、正常な骨盤に保ちやすい傾向です。

✐腸腰筋の簡単なエクササイズ方法をご紹介します。

① ③

①仰向けに寝て、膝を立てましょう
※少し硬めの床で行いましょう
②膝を持ち上げ、5秒キープして下さい
※股関節・膝・足首90度でキープ
③ゆっくり足を下ろし①の状態に戻りましょう

最初は5回、徐々に数を増やして下さい。
最終的には、10回3セットを目標に。

産後は身体が、大変不安定な状態です。
エクサイズ翌日腰などに痛みを感じた場合、痛みが治まったら数を減らし再開して下さい。

最後に

柏市自粛生活の緩和・温かい気候の関係で、当鍼灸整骨院もお客様の出入りが多い傾向です。
対策として、ご予約1枠に対して1名のみのご対応にしております。

お客様と他のお客様が接するタイミングを、最低限に抑える事を努めております。
産後のお客様も、ご安心してお越し下さい。

この記事を書いた人

【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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