新入生に多い、ジャンパー膝について

2022年04月13日

ジャンパー膝

4月も中旬になり、柏市も気温が20℃前後まで上昇するようになりましたね。
この時期はスポーツが心地良くでき、ついオーバートレーニングになりやすい傾向です。

泉町鍼灸整骨院でも最近スポーツを行っている学生のお客様が、鍼灸療法を受けに起こし頂く事が多くなります。

特に多いお悩みが、ジャンパー膝です。

ジャンパー膝を好発しても、トレーニングは行えますが。
徐々に悪化すると、痛みでプラン通りのトレーニングが行えなくなるのが特徴ですので。

好発した際はしっかり処置する事が大事となります。
今回は、ジャンパー膝の詳細をご説明させて頂きます。

ジャンパー膝とは

ジャンパー膝とは

大腿前部(前モモ)には大きな筋肉、大腿四頭筋が存在します。
大腿四頭筋の腱は、膝蓋骨(お皿)の下方で膝蓋靭帯に移行し脛骨(スネ)に付着します。

大腿四頭筋や膝蓋靭帯は、主に膝関節を伸ばす作用があります。

ジャンパー膝は、膝蓋靭帯炎・大腿四頭筋腱付着部炎という名称です。

ジャンプの際に痛くなる事が多い為、ジャンパー膝と呼ばれています。
ジャンプ、ボールを蹴るスポーツに起きやすいと言われていますが、ランニング等でも好発します。

一般の方だと通勤等で長時間立位、しゃがむ動作が多いなどでも痛めやすいです。

新入生に多い

ジャンパー膝は、新入生に多い

ジャンパー膝は、学生の新入生に好発しやすいのも特徴の1つです。

中・高校の入りたては、トレーニング量と筋肉量のバランスが比例せず。
ついオーバートレーニングになり、ジャンパー膝を好発しやすいです。

夏頃になると、トレーニング量にも慣れ筋肉量も増加する為。
ジャンパー膝の好発率が減少する傾向です。

比較的多く聞くご質問

お皿の下、特にスネが痛みます。ジャンパー膝ですか?
スネが痛い場合は、成長痛の一種オスグット・シュラッターの可能性が高いです。 ジャンパー膝はお皿とスネの間、膝蓋靭帯自体に痛みを感じます。同じお皿の下ですが、少し場所が違います。
ジャンパー膝の痛む部位
圧痛部位が異なります

📒ジャンパー膝が痛む部位
●お皿の下(膝蓋靭帯自体):ほとんど
●お皿の上(大腿四頭筋腱):稀に

痛みが起きる原因

ジャンパー膝の原因

トレーニングで膝関節を伸ばした際に、大腿四頭筋に強い収縮が生じます。
強い収縮を繰り返す事で、膝蓋靭帯にも損傷など影響を及ぼし炎症に繋がります。

ジャンパー膝が生じる過程

徐々に痛みが増し、気づいたら痛くてジャンプが出来なくなる事も

痛みの初期
●トレーニング時に膝に違和感
●トレーニング後には痛みがない
●膝蓋靭帯が少し痛い
●起床時に膝関節を伸ばす際に、少し引っかかりがある

痛みはじめは、トレーニング前後・入浴後にアイシング・ストレッチを行って下さい。
トレーニング量を減少に変更して下さい。

膝蓋靭帯へのケア・トレーニングの工夫等で、早期回復がしやすいです。
ケアを怠ると徐々に悪化し、トレーニング後に少し痛みを感じやすくなる傾向です。

👎痛みが増悪
●トレーニング中に強い痛みを感じる
●大腿四頭筋に突っ張り感がある
●膝蓋靭帯を圧すと、強く痛む
●日常生活でも、膝関節を曲げ伸ばしに痛みがある

膝蓋靭帯に負担が掛かからない、トレーニング後に変更して下さい。
また、膝蓋靭帯の炎症軽減を目的に施術する事をお勧めします。

ジャンパー膝の施術

ジャンパー膝は鍼灸療法でご対応
鍼に電気を流してアプローチ

ジャンパー膝のお悩みに対して、鍼灸療法をご提供しております。
膝蓋靭帯や大腿四頭筋腱の炎症軽減目的に、大腿四頭筋や前脛骨筋などに鍼灸刺激を行います。

炎症部位には、医療機器でご対応。

ジャンパー膝はキネシオテーピングで固定
キネシオテーピングで固定

日常生活やトレーニング時に患部の負担軽減を目的に、キネシオテーピングを用いて保存療法を行います。

✐泉町鍼灸整骨院でのアプローチ方法
●膝周囲の筋肉負担緩和目的(鍼灸療法)
●膝蓋靭帯の炎症軽減目的(医療機器)
●トレーニング時の負担軽減目的(保存療法)

ジャンパー膝のストレッチ

ジャンパー膝のストレッチ

大腿四頭筋の疲労が軽減しないと、膝蓋靭帯の炎症が軽減しない傾向です。
その為、大腿四頭筋が良い状態に保つが必要となります。

簡単で継続しやすい、大腿四頭筋のストレッチをご紹介致します。

①ジャンパー膝の脚を内側に倒しましょう
②足首を伸ばし、床で足をしっかり固定しましょう
③上半身を軽く後ろ傾けましょう
◎上半身を傾ける事で、大腿四頭筋の伸びがアップします

最後に

柏市の中学・高校の部活動、今年は予定通り大会を行うみたいで良かったですね。

ジャンパー膝は悪化すると、正常なトレーニング再開まで少し時間がかかる傾向です。

せっかくの大会も、痛みで影響を及ぼす可能性がある為。
早めのケアが重要です。

ジャンパー膝には、鍼灸療法がお勧めです。
お問い合わせお待ちしております。

この記事を書いた人

【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
プロフィールはコチラ

関連記事