冷えによる四肢末端の色調変化について

2024年04月24日

冷えによる四肢末端の色調変化

4月も終わり近づいてきましたが、柏市気温の寒暖差が激しい日が続きますね。

冷える日が続くと、手足の末端が血行不良によるトラブルに陥りやすいです。

泉町鍼灸整骨院の鍼灸施術のお客様で、四肢末端の“皮膚色の変化”のお悩みをお聞きします。

四肢末端の色調の変化が、2年以上継続している方。

もしかしたら『レイノー現象』が起こっている可能性があります。

今回はレイノー現象の詳細ついて、ご説明させて頂きます。

レイノー現象とは

レイノー現象とは

四肢末端の発作的に血流障害が、主な要因と言われています。

四肢末端の皮膚の色が、蒼白・青っぽい・赤いなどの変化が起きます。

メモ
・蒼白:動脈の攣縮(縮む)によって、血流減少が起きて白くなる。
・青っぽい(いわゆるチアノーゼ):毛細血管等が拡張・うっ血し、青っぽく変化する。
・赤い:充血状態にいわゆる発赤状態。

また色の変化に伴い。

四肢末端に、ムズムズする蟻走感・強い冷え・痛みを感じる事が多いです。

レイノー現象のポイント

・若い女性に多い(女性:男性=5:1)

・寒さ・冷えによる手指の蒼白がある

・左右対称に生じる

・交感神経(自律神経)の麻酔(ブロック)が有効

二次性のレイノー現象

何らかの疾患により、レイノー現象が生じる場合があります。

レイノー現象を生じやすい疾患

① 閉塞性動脈疾患

② 神経疾患
脊髄損傷や胸郭出口症候群など

③ 血液疾患
多血症など

④ 職業によっても生じます
・チェーンソーの使用し過ぎ
・PC作業タイピング、いわゆるキーパンチャー

二次性のレイノー現象は、上記で記載した蒼白・チアノーゼ・発赤変化が起きますが。

特にチアノーゼが起きやすいと言われています。

医療機関の措置

・星状神経節ブロック 
※有効な傾向です。

・抹消血管拡張などを行う、薬事療法。

・交感神経の摘出する手術。

泉町鍼灸整骨院でのご対応

専門の医療機関と併行して施術を受けて頂くようにしております。

手指末端の血液循環良好を目的に鍼灸療法をご提供しています。

レイノー現象の施術を受ける際の注意
・レイノー現象の施術を加えて、レイノー現象を起こす疾患の施術も医療機関等で必要となります。
・レイノー現象は、寒さ・冷え・ストレス・疲労を避ける必要があります。

最後に

冷えには半身浴がお勧め

もうすぐ5月の連休ですが。

予報になると気温がかなり高くなりますが、朝晩は少し冷える日があるそうです。

冷えの対策は、入浴の際の半身浴です。

継続する事でお身体の血液循環が促進し、四肢末端が冷えにくくなる傾向です。

是非、冷え性の方行って下さいね。

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