肩の激痛や関節可動域制限を感じる石灰沈着性腱板炎について

2023年10月11日

肩の激痛や関節可動域を感じる石灰沈着性腱板炎について

10月になりましたが、柏市急に寒くなりましたね。

急な気候変化は、お身体の痛みに繋がりやすいのでご注意下さいね。

泉町鍼灸整骨院でも、最近肩の痛みがお悩みで鍼灸療法を受けるお客様が増加傾向です。

ところで肩の痛みって、様々な状態があると思いますが。

こんな肩の痛みでお悩みありませんか?
✓ 肩関節に突然激しい痛みを感じる。
✓ 痛くて肩が全く挙げられない。

この様な痛みを感じる場合、“石灰沈着性腱板炎”かもしれません。

石灰沈着性腱板炎は激痛であり、早めの処置が大切です。

今回は石灰沈着性腱板炎について、ご説明させて頂きます。

肩に激痛を感じる方、疾患の鑑別に役立つと幸いです。

石灰沈着性腱板炎とは

石灰沈着性腱板炎とは
※棘上・下筋、小円筋の下に肩甲下筋が存在

肩甲骨から上腕骨には、多くの筋肉が存在します。

肩甲骨背側面には、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋が付着しています。

4つの筋肉は上腕骨までくっついており、肩関節を通過する辺りで1つの腱とまとまります。

メモ
4つの筋肉がまとまった腱を、腱板と呼ばれています。
4つの筋肉は上腕骨を動かす様々な作用があります。

腱板・腱板が付着する上腕骨大結節部には、何らかの要因で石灰(ハイドロキシアパタイト)が沈着する事があります。

石灰の沈着は腱板の炎症が生じやすく、肩関節の激痛・可動域制限に繋がる傾向です。

なぜ石灰が沈着するのか!?

なぜ石灰は沈着するのか!?

生きていく上で必要な栄養分、カルシウムが存在しますね。

栄養分ほとんどそうですが。

カルシウムは体内で必要な量を吸収し、不必要な量は尿として排泄を繰り返し行います。

しかし加齢供に、カルシウムは上手く排泄しにくくなります。

排泄出来なかったカルシウムは、血管・関節・靭帯に蓄積しやすい傾向です。

特に肩関節部にカルシウムは沈着しやすく、沈着状態が続く事で石灰化し炎症が生じます。

好発しやすい人

中年以降の50歳前後の女性に好発しやすいです。

・キッチンの上の棚に手が届かない。
・フライパンが持つと肩に激痛が走る。
・洗濯物を干せない。

痛みが強い為、家事業に大きな影響を及ぼしやすいです。

石灰沈着性腱板炎の痛みの特徴

石灰沈着性腱板炎の痛みの特徴

上記でも記載しましたが。

主に肩関節辺りに激痛、痛みによって肩が動かせないのが特徴です。

痛みは初期(好発から1~3ヶ月程)に強く感じ、施術供に徐々に緩和する傾向です。

期間や施術供に激痛は緩和しても、肩関節に鈍痛が残存する方も少なくはないです。

お客様から多いご質問

石灰沈着性腱板炎のおそれがありますが、どうすれば良いですが?
X線検査・血液検査がお勧めです。X線検査で石灰沈着像が発見可能です。また急性期に血液検査を受けると、白血球の増多・CRPが亢進すると石灰沈着と判断されます。

石灰沈着性腱板炎のご対応

石灰沈着性腱板炎は鍼灸療法でご対応

石灰沈着性腱板炎は医療機関で施術を行って頂き、痛みが残存した際に鍼灸療法をご対応しております。

石灰沈着性腱板炎に対する鍼灸療法の目的

鍼灸療法では、以下を4つ目的に石灰沈着性腱板炎の緩和を目指します。

・痛みの緩和
・血液循環良好
・筋のこり緩和
・関節可動域制限の緩和

鍼灸療法 ¥4.580-

石灰沈着性腱板炎は初期の痛みからアプローチを行えず、大変苦しい部分もありますが。

初期以降の痛みのお悩みには、ご対応可能でございます。

医療機関で施術しても痛みが残存してお悩みの方、是非一度ご相談下さい。

お客様から多いご質問

石灰沈着性腱板炎は医療機関では、どんな事をしますか?
柏市を主に殆ど病院では、石灰沈着性腱板炎への施術は。局所麻酔などの注射・鎮痛剤の内服などを行います。

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鍼灸療法

この記事を書いた人

【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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