後頭部が痛みや痺れを感じる後頭神経痛について
2023年05月28日
5月下旬になりましたが。
柏市だんだん雨の日が増え、梅雨っぽい気候になり始めてきました。
この時期は気温・気圧の急激な変化により、頭痛を感じやくなりますが。
頭痛持ちの方、体調はどうですか?
泉町鍼灸整骨院でも最近頭痛のお悩みが多く、鍼灸療法を受けるお客様が増加傾向です。
また頭痛のお悩みで、後頭部に痛みの訴えも多いです。
後頭部にこのような容態ありませんか?
✓ 後頭部が痛い
✓ 肩こりが酷くなると後頭部にチクチク痺れを伴う
✓ 一瞬痛みが走る
✓ 髪をとかす際に、痛み・感覚鈍麻・敏感
✓ 耳の後ろまで痛みがある
上記のような方、『後頭神経痛』かもしれません!
後頭神経痛を感じる方は意外に多く、日常生活に影響を及ぼす為。
しっかりケアをする必要があります。
今回は。後頭神経痛についてご説明させて頂きます。
ブログを読んで頂き、後頭神経痛の緩和に繋がれば嬉しいです。
後頭神経痛とは
そもそも後頭神経とは。
頚神経上部からなり、大後頭神経・小後頭神経・大耳介神経と枝分かれしています。
📝 メモ 各神経支配
・大後頭神経:後首上部~後頭部中央辺りを支配
・小後頭神経:後首上側部~後頭部側面辺りを支配
・大耳介神経:首側部~耳後部・顎辺りを支配
後頭神経は主に、後頭部・耳の後部の筋肉・皮膚の知覚に関与しています。
その為神経が何らかの影響で負担がかかると、各神経支配部に痛みや痺れを感じてしまう傾向です。
痛む要因
後頭神経の走行位置は少し特徴的で、皮膚から浅く・筋肉と筋肉の間に存在する為。
筋肉のこり・緊張で圧迫をされやすく、痛みや痺れが発生しやすいです。
具体的な要因
・首部の強いこり
・猫背など不良姿勢
・ストレーットネック
・ストレス
・首部の血液循環不良
特に最近では、在宅ワークなどでお身体に合っていない机や椅子による作業中により。
肩や首のこりが酷く、後頭神経痛が発生してしまうお客様が多い傾向です。
痛みの特徴
・必ず“片側”に痛み・痺れを感じる
・一瞬後頭部に電気が走る様な痛みを感じ、日中何回か繰り返す
・上・横を向くと痛みを発生する事が多い
・後頭部をブラシでとかす・触ると痛む
・長期間続かない(長くて数週間)
・重症度の低い頭痛
梅雨の時期に多い
後頭神経痛は、梅雨の時期に痛みやすい傾向です。
雨が降る前日・当日は、自律神経が乱れやすく神経に負担がかかりやすいです。
また寒さや冷えは、血液循環不良に陥り頭痛の増強に繋がります。
後頭神経痛の予防
後頭神経痛を予防するには。
・神経に負担をかけている筋肉のこり緩和
・デスクワークなどに普段の姿勢見直す
お勧めの筋肉ほぐし
後頭神経痛は、特に板状筋のこりが要因となると言われています。
板状筋のほぐし方法
① 耳たぶの裏にある少し突き出た骨の下に、親指を沿えて10秒ほど圧しましょう。
※ 少し強めに圧しても大丈夫です。
② 親指を横にずらし、圧しましょう。
③ 親指4指分程横にずらし、各部位を圧しましょう。
板状筋を定期的にほぐす事で、後頭神経の負担緩和に繋がる傾向です。
後頭神経痛の施術
泉町鍼灸整骨院では後頭神経痛のお悩みには、鍼灸療法でご対応しております。
後頭部・首や肩の筋肉にアプローチを行います。
後頭神経に負担をかけている筋肉の負担を軽減する事で、痛み・痺れの緩和を目指します。
またストレスが要因でも、後頭神経痛は発生する事があります。
その際は自律神経が整えるツボに鍼でアプローチ致します。
後頭神経痛は、重症化せず7日~10日程で緩和すると言われています。(個人差あり)
しかし疲労がたまると発生しやすく、日常生活にも影響を及ぼしやすいです。
定期的にケアをする事で、神経痛は発生しにくくなる傾向です。
お悩みの方、是非一度ご相談下さい。
最後に
柏市、朝晩はまだ冷えますね。
後頭神経痛は、冷えは禁物です。
特に入浴後の湯冷めで、悪化する傾向です。
神経痛を感じる方は、ご注意下さいね。
この記事を書いた人
【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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