意外に多い鉄不足による頭痛について
2023年02月27日
もうすぐ3月ですが、柏市相変わらず寒くて辛いですね。
最近泉町鍼灸整骨院では鍼灸療法を受けるお客様で、頭痛のお悩みが増加傾向です。
お話をお聞きしていると、鉄不足の方が多いです。
鉄の不足と言えば、貧血を思い描く方が多いのではないでしょうか。
実は鉄の不足は、頭痛を伴う首のこりの内因的要因の1つと言われています。
今回は鉄の不足と頭痛の関係性について、ご説明させて頂きます。
意外に鉄の不足による頭痛持ちの方多いので、頭痛緩和に繋がると幸いです。
鉄とは
人間は生きていく為に、鉄は絶対必要なミネラルです。
また血液の赤血球のヘモグロビンが大量に占めています。
その他には、筋肉・肝臓・脾臓・骨に貯えられています。
鉄不足になると
鉄不足は血中の酸素の運搬が上手く行えず、お身体は酸素の供給不足になります。
お身体の酸素が供給不足になると・・・。
① エネルギー源不足で、筋肉のこり・疲れやすく、貧血なども発生しやすくなります。
② 肌荒れなど、肌の状態が悪くなる。
③ 頭痛やうつなどの要因になる。
📝メモ 鉄欠乏による貧血基準
正常:ヘモグロビン15g/dℓ以上。
鉄欠乏性貧血:ヘモグロビン12g/dℓ以下。
鉄不足は頭痛に繋がる
鉄不足は血中の酸素が不足し、エネルギー源不足となりお身体の様々なトラブルに繋がります。
人間は生理的に酸素不足を補う為に、アドレナリン・ノルアドレナリンといったホルモンを分泌し。
心拍や血圧を上げ、血液循環を上昇する事で血中の酸素供給を維持しています。
この様な過程を繰り返すと。
血行不良や自律神経が乱れ、首・肩のこりを高め頭痛を起こしやすくなります。
ホルモンの乱れによる頭痛
月経時は鉄不足によって、筋肉がこる事によって起こる緊張性型頭痛以外に。
片頭痛も起きやすくなります。
一番の要因として、エストロゲンというホルモン分泌の乱れです。
特にエストロゲンの分泌が急激に低下する事で、片頭痛を感じやすい傾向です。
エストロゲンの急激低下は一時的に血管を収縮させ、その後血管を拡張が起きます。
その際に痛みの物質も放出され、頭痛へと繋がります。
📝メモ 緊張型頭痛と片頭痛の違い
2種類の頭痛の要因は、血管の状態がポインントです。
● 緊張型頭痛は、血管が収縮して発生。
● 片頭痛は、血管が拡張して発生。
月経周期の頭痛は、緊張型頭痛と片頭痛が混合して起きる事が多く。
対応が難しい頭痛の1つと言われています。
泉町鍼灸整骨院でのご対応
鉄不足による頭痛のお悩みには、鍼灸療法でご対応しております。
鉄不足によって起こってしまった、筋肉のこり・自律神経の乱れの正常化を目的に頭痛緩和を目指します。
鍼灸療法では鉄の供給ができませんので。
施術の際に、鉄が吸収されやすい食物摂取のアドバイスなどをさせて頂きます。
鉄が吸収されやすい食品
鉄は小腸で吸収され、特に動物性食品による摂取がお勧めです。
📝メモ 動物性食品
● 豚・鶏レバー
● モモ赤肉
● かつお
● あさり など
動物性食品は、他の食物と一緒に摂取しても吸収に影響がでないのが特徴です。
逆に注意が必要なのが、植物性食品による摂取です。
📝メモ 食品性食品
● ほうれん草
● 小松菜
● ひじき
● 大豆 など
植物性食品は、動物性たんぱく質・ビタミンCなどと一緒に摂取する事で鉄が吸収促進されますが。
食物繊維や穀物に含まれるフェチン酸や、コーヒーなどに含まれるタンニンを一緒に摂取すると。
鉄の吸収を妨げてしまいます。
食品に注意して、鉄摂取して下さいね。
最後に
鉄の不足や貧血は、女性が起きやすいと思いますが。
男性でも胃炎・潰瘍、痔などでも、継続的に出血する事で起きてしまう傾向です。
慢性的頭痛や鉄の不足が気になる方。
柏市のドラックストア等で、サプリメントをチェックして見て下さい。