眼精疲労の要因は肝臓の弱りかもしれません
2023年03月24日
3月下旬になり、柏市は寒さがやっと緩和し春らしい気候に突入しましたね。
最近泉町鍼灸整骨院では、眼精疲労で鍼灸療法を受けるお客様が増加傾向です。
パソコン・スマートフォンの過使用・睡眠不足・コンタクトによる負担・ストレスなど。
私達は様々な要因で目の血液循環が悪くなり、眼精疲労を起こしてしまいます。
眼精疲労は、視界がぼやけたり・かすんだり・ドライアイなどを伴いやすいですし。
頭痛・吐き気・肩こりなど、お身体全体のトラベルにも繋がやすいです。
目の疲労緩和する為に、目周囲をホットアイマスクで温めたり・目薬をさしたり。
お客様によっては、目に良い栄養素やサプリメントを摂取する事も。
しかしこの様な目に良い行為が、負担緩和に繋がらない場合があります。
その大きな要因の1つに、“肝臓が弱っている”事が考えられます。
東洋医学でも目と肝臓は密接な関係で、肝臓の調子が目に反映されると言われています。
今回は、肝臓と眼精疲労の関係性についてご説明させて頂きます。
ブログを読んで頂き、眼精疲労の緩和に繋がると嬉しいです。
肝臓の働き
肝臓は右上腹部にある、比較的大きい臓器です。
作用は世間的に認識されているのが、お酒を飲んだ際にアルコールの毒素を分解してくれる事ではないでしょうか。
✐肝臓の主な作用
✓ 解毒
✓ 代謝
✓ 胆汁の分泌
解毒
アルコール・お薬などは、有害物質(毒)が少なからず含まれています。
肝臓はアルコール・お薬を摂取した際に、不必要な有害物質を分解し尿に送り込みます。
何らかの原因で肝臓の機能が弱まると
解毒機能も低下し。
分解できなかった物質が、血液を経由し全身に行き渡り健康上のトラベルに繋がります。
代謝
食物から摂取した栄養素は、胃や腸以外に肝臓でも吸収・分解また貯蔵する作用があります。
分解した栄養素を血液で経由し、全身へ送り込みます。
何らかの原因で肝臓の機能が弱まると
暴飲暴食などは、肝臓の機能低下に繋がりやすいです。
また機能低下は肝臓に脂肪が溜まりやすいですし、栄養素の分解がしづらく代謝低下に繋がります。
胆汁の分泌
肝臓は主に脂肪を分解作用がある、胆汁を分泌します。
胆汁は小腸で吸収され血液を経由し肝臓へと戻り、再度脂肪の分解を行われます。
何らかの原因で肝臓の機能が弱まると
目の白い部分や皮膚が黄色くなってしまう、黄疸になりやすくなります。
胆汁を肝臓から小腸に流れる通路、胆管があります。(胆汁を一時的に貯蔵:胆嚢)
結石・ホリープ・胆嚢炎などが要因で、胆管が詰り胆汁の流れが悪くなり。
黄疸・茶色い尿・右腹部痛などが起きやすくなります。
肝臓と眼精疲労の関係性
上記で記載した解毒・代謝・胆汁分泌での作用は、血液の循環が重要となります。
鏡で見て頂ければ解るように。
眼球は細い血管が張り巡らされており、目は常に血液に循環されています。
何らかの原因で肝臓の機能が低下する事で。
血液循環が不良に陥り、必要な栄養素やエネルギー源が全身に巡りにくくなります。
特に目にも影響が及ぼしやすく、必要な栄養・酸素が届かりづらくなります。
その影響で主に眼精疲労を感じやすく、視界のぼやける・かすむ・ドライアイなどが起きる傾向です。
メモ 肝臓の機能低下の要因
● 暴飲暴食(特にアルコール)
● 運動不足
● ストレス
● 睡眠時間の不足 など
肝臓を元気し眼精疲労の緩和に繋げるには
各器官を、温める事が大事です。
入浴の際・おしぼりタオル・ホットパック等で、マメに温めましょう。
特に肝臓は、みぞおちの右横部位から右脇腹辺りを温める事をお勧めします。
その他にも、しっかり睡眠をとる・軽い運動・肝臓に良い栄養を摂取するなど。
日常生活習慣を見直す事も大事です。
メモ 摂取しやすく肝臓に良い食材
● 肉
● 魚
● 乳製品
● しじみ
● 納豆
● 卵
泉町鍼灸整骨院でのご対応
眼精疲労のお悩みには、鍼灸療法でご対応しております。
眼精疲労に関わる目周囲の筋肉・ツボや、頭頂部に存在するストレスの緩和のツボにアプローチを行います。
眼精疲労は自律神経の乱れにも関わりが強く、首肩・背部にもアプローチを行い自律神経の正常化を目指します。
また肝臓機能が低下気味のお客様には、全身の血液の巡り良くする目的で肝臓系のツボ等にもアプローチ致します。
鍼灸特別療法 | |
---|---|
1回 | ¥5.600- |
回数券(5回分) | ¥25.500- (2500円お得) |
最後に
3月下旬になり、柏市も桜が徐々に咲き始めていますね。
イベント事も多く、ついつい暴飲暴食をしてしまい肝臓に負担をかけてしまう方多いのではないでしょうか。
上記で記載しましたが、肝臓が弱まると黄疸がでてしまいますが。
意外に多いのが、右上腹部や右肩の痛みを伴います。
適切な睡眠・休養をとっているのに、常に右上腹部や右肩の痛みを感じる方。
ご自身で判断せず、一度適切な医療機関に行く事をお勧めします。
この記事を書いた人
【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
プロフィールはコチラ