アキレス腱炎について
2022年04月6日
柏市春到来しましたが、何だか雨が多く寒い日が続きますね。
寒いと身体の節々が痛くなりやすいですが、皆様大丈夫ですか?
泉町鍼灸整骨院では、アキレス腱炎で鍼灸療法を受けるお客様が最近多いです。
アキレス腱炎は、個人差もありますが。
痛みが消失するのに少し時間がかかりやすく、再発もしやすいのが特徴ですので。
しっかりケアする事が重要です。
今回は、アキレス腱炎についてご説明させて頂きます。
アキレス腱炎とは
ふくらはぎの後面には、ヒラメ筋と腓腹筋(内側・外側)があります。
併せて下腿三頭筋という名称がつきます。
下腿三頭筋の腱が、アキレス腱で踵骨に付着しています。
主につま先を伸ばす、歩・走行時に地面を蹴る(足関節)作用があります。
ランニング・ジャンプを行うスポーツに多く好発しやすい傾向です。
一般の方では特にヒールの靴で長時間歩行・立っている、冷えなどでも痛くなりやすいです。
アキレス腱炎はスポーツから日常生活習慣まで、様々な原因で起きやすいのも特徴の1つです。
お客様からよくあるご質問
- 検査でアキレス腱周囲炎と言われました。違いはありますか?
- 医療機関によってはアキレス腱の側部が痛い場合、アキレス腱周囲炎と言われる場合があります。 損傷原因・施術目的・アプローチ方法等は、アキレス腱炎と同じです。 アキレス腱炎とさほど違いはありません。
📒アキレス炎の痛む部位
●アキレス腱自体
●アキレス腱の少し上
●アキレス腱の側部
炎症が起きる原因
ランニング・ジャンプ・長時間歩行・つま先立ちなどを過度に行う事で。
アキレス腱に微細な損傷が起き、損傷を繰り返す事で炎症に繋がります。
その他にも、偏平足・冷え・硬い地面での運動・クッション性衰いた靴などでも炎症の原因になります。
アキレス腱炎を発する過程
炎症が悪化しないと、気づきにくい場合が多いです。
✋痛みはじめ
●アキレス腱をつまむと少し痛い
●動き出した時に痛く、時間の経過とともに痛みが軽減
●つま先立ちすると痛い
●起床時、固まって足首が動かしにくい
痛みはじめは、過度なトレーニング量にお気をつけ下さい。
トレーニング後に、アイシング・ストレッチ等をしっかり行って下さい。
一般の方もヒールがある靴や底が薄い靴を控える事で、炎症は軽減する事が多いです。
下腿三頭筋の疲れが取れない、アキレス腱に少し違和感があるなど。
早期に施術を受ける事で、炎症が悪化しにくい傾向です。
👎痛みが悪化
●アキレス腱をつまむと強く痛む
●走行時に強く痛みを感じる
●安静時でも痛い
●つま先立ちができない
●少しの動作で痛みを感じる
アキレス腱炎は悪化すると、痛みで日常生活にも影響を及ぼしやすいです。
アキレス腱に負担が掛かからないトレーニングに変更・または安静を努め、施術を受ける事をお勧めします。
泉町鍼灸整骨院での施術
アキレス腱炎には、鍼灸療法でアプローチを行います。
アキレス腱炎の炎症軽減目的に、下腿三頭筋に鍼灸刺激・腱に医療機器を行います。
また、キネシオテーピング等で保存療法行い早期回復を目指します。
痛みの度合い・個人差もありますが、3~6週間で炎症が軽減する傾向です。
●鍼でパルス療法(筋肉の緊張緩和目的)
●キネシオテーピングで保存療法(アキレス腱の負担軽減目的)
●微弱電流機器(炎症緩和)
※パルス療法:電気療法
誰でも出来るアキレス腱炎のストレッチ
炎症軽減にはアキレス腱・下腿三頭筋の柔軟性が必要の為、日々のストレッチが重要です。
トレーニング前・後または入浴後にストレッチを行う事で、炎症の予防や早期回復に繋がります。
段差を利用します
腓腹筋
①段差につま先だけで立ちましょう
※必ず、手すり等に手をかけて行って下さい
②膝を伸ばします
③浮いている踵に重心をかけましょう
◎ふくらはぎの後面が伸びます
ヒラメ筋
①腓腹筋と一緒で、段差を利用し踵に重心をかけましょう
②その際に、膝を軽く曲げて行って下さい
最後に
アキレス腱は炎症もしやすいですが、稀に断裂してしまう場合があります。
短距離走やジャンプの着地の際に、筋肉や腱が急激に伸びてしまう事が原因です。
特に30・40代の男性で、運動習慣がない場合に好発しやすいです。
またお子さんの運動会など、競技を一緒に参加した際に負傷しやすいです。
柏市、春に運動会を行う小学校が何校かありますね。
競技を行う際は、十分ご注意下さいね。
この記事を書いた人
【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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