若い方に多い膝関節炎は筋力アップで痛み軽減へ
2022年05月28日
柏市少し暑い日が続いていますが、皆様運動していますか?
運動のし過ぎで、身体の痛みの原因になりますが。
実は運動しなさ過ぎても、痛みの原因になる事があります。
泉町鍼灸整骨院でも、運動不足によって膝関節炎で鍼灸療法を受けるお客様が増加傾向です。
特に、比較的若いお客様が多いのですが。
✐皆様、こんな膝の痛みありませんか?
✅ 階段の昇り降りが痛い
✅ 起床時に痛い
✅ 座位中に急に立つと痛む
✅ 長時間歩くと痛む・少し腫れる
✅ 膝のお皿内側が痛い
膝関節炎は加齢によって、骨の変形や半月板が擦り減るなどによって起こりやすいのですが。
2・30代の方にも、何らかの原因で炎症が好発する場合があります。
今回には、若者に多い関節炎についてご説明させて頂きます。
膝の構成
膝関節は、大腿骨(太もも)・膝蓋骨(お皿)・脛骨(スネ)で構成されています。
また大腿骨と脛骨の間にクッション作用がある軟骨、“半月板”が内側・外側各2個存在します。
膝関節の屈曲(曲げる)・伸展(伸ばす)するのは、主に大腿四頭筋(前もも)・半腱様筋と半膜様筋(裏もも)で行います。
膝関節炎の原因
若者は骨の変形や半月板が擦り減りにくいですが、以下の原因で炎症しやすい傾向です。
● 筋力減少
● 関節硬化
● リンパの循環不良
筋力減少
最近は、自粛生活の影響もありますが。
運動不足・行動範囲の低下によって、特に大腿四頭筋が減少・衰える事によって。
膝関節に負担がかかりやすなり、炎症が好発する傾向です。
今までの何気ない疲れが筋力減少によって、関節の疲労・負担となり炎症に繋がります。
お客様から最近多いご質問
- O脚でも膝は炎症しますか?
- 個人差はありますが、比較的炎症しやすいです。 O脚は股を閉じる筋肉“内転筋”が低下し、膝関節炎を起こしやすいです。 内転筋の筋力アップなどが主な対策となります。
簡単な内転筋のエクササイズ方法
① 膝を直角に曲げ、タオルを円柱型に股に挟んで座りましょう。
② 挟んだタオルを潰すように、力を込めて股を閉じましょう。
最初は10秒を3セット、慣れてきたら15秒~20秒を5セット
エクササイズの翌日炎症が悪化した場合は、痛みが治まってから行って下さいね。
関節硬化
あまりお身体を動かさない事が原因で、関節を構成している靭帯や筋肉の柔軟性が低下します。
各組織の柔軟性低下は、関節が可動域制限や関節硬化し疲労も溜まりやすく炎症を起こしやすいです。
また関節硬化は、久しぶりに運動再開した際にも炎症を好発しやすく注意が必要です。
リンパの滞り
リンパは体内に入り込んだ細菌を阻止する作用など、“免疫機能”があります。
また筋肉の屈曲伸展(曲げ伸ばし)する事で、リンパの循環が良好となります。
その為運動不足・在宅ワークなどで筋肉を動かさず、リンパが滞りやすくなります。
リンパの滞りは、関節の可動域制限・むくみ・疲労が溜まりやすくなり。
膝が炎症する傾向です。
膝関節炎放っておくと
膝の関節炎は慢性化になる事で、関節水腫(膝に水が溜まる)が起きる事があります。
水腫は膝の痛み・腫れが強くなると、余計運動不足になり肥満にも繋がります。
将来的に関節の変形・半月板の擦り減りをお越し、痛みの増悪・歩行障害、強い腰痛も伴う事が多いです。
その為、膝関節炎は速めの処置・対応が大事となります。
泉町鍼灸整骨院でのアプローチ
膝関節炎のお悩みには、鍼灸療法をご提供しております。
膝関節炎の血液循環良好を目的に、周辺組織である大腿四頭筋や前脛骨筋をアプローチ致します。
炎症軽減を目的に、関節の患部に理学的医療機器でご対応しています。
また日常生活での負担軽減に、関節にキネシオテーピングで固定を行います。
📒膝関節炎の施術目的
● 膝周辺組織に鍼灸療法(血液循環良好を目的)
● 関節患部に理学的医療機器(炎症軽減を目的)
● キネシオテーピングで固定(日常生活で負担軽減を目的)
膝関節炎のセルフメンテナンス
膝関節炎の予防は、やはり下半身の運動が重要です。
特に膝関節を構成している筋肉を動かす出来、気軽に継続しやすいのが“ウォーク”です!
ウォークもやり過ぎは負担になり、炎症に繋がります。
📒お勧めウォーク方法
● 最初は20分で十分です。
● 慣れてきたら、30分40分と増やしいきましょう。
● 40分が無理な場合、20分→休憩→20分歩行がお勧め。
● 長くても60分、90分は行わないで下さいね。
大腿四頭筋のストレッチ
ウォーク前後はもちろん、入浴後に大腿四頭筋(前もも)ストレッチを行う事で炎症軽減に繋がります。
① 床に座って、痛い脚を曲げ内側に倒し足を床で固定しましょう。
② 痛くい脚は、伸ばす軽く曲げても良いです。
③ 上半身を後に軽く傾ける事で、大腿四頭筋が更に伸びます。
最後に
5月末になり、柏市も梅雨の時季に近づいてきましたね。
梅雨は余計、膝関節の炎症が起きやすいです。
速めの処置は、速く痛み軽減する傾向です。
膝関節炎でお悩み方、ご連絡お待ちしております。
この記事を書いた人
【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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