鵞足炎を軽減して、楽しくスポーツを
2022年03月26日
柏市最近気温が10℃代後半まで上昇し、スポーツを行いやすい気候になりましたね。
スポーツやトレーニング愛好者の方で、膝の内側が痛くなる事ありませんか?
膝の内側面が痛い場合、「鵞足炎」の可能性があります。
泉町鍼灸整骨院でも鵞足炎お悩みが多く、スポーツ愛好者で特に女性のお客様が多いです。
また、鵞足炎には鍼灸療法で施術を行います。
今回は、鵞足炎についてご説明させて頂きます。
鵞足炎とは
縫工筋・薄筋・半腱様筋で構成されています。
3つの筋肉の腱が交わった部位が“アヒル”の足に似ている為、鵞足と名称されています。
ランニングを行った際に痛めやすいと言われていますが。
ジムでのトレーニング、日常生活習慣で階段の昇り降りが多いなど。
様々な原因で鵞足部を痛めやすい傾向です。
痛める原因
主な原因は、膝関節を頻繫に曲げ伸ばしを行う事で。
『隣接する骨(膝やスネ)と擦れ摩擦が発し、その影響で炎症が起きます』
📒特に骨との摩擦が起きやすい原因
✅疲労困憊
✅過剰な運動量
✅X脚
X脚は鵞足炎になりやすい
X脚は両膝の内側部が内側に寄り、内くるぶしが離れてしまいます。
生理的に膝内側部に負担がかかりやすく、鵞足炎に繋がる傾向です。
✐こんな人はX脚かも
●女の子座り・脚を組むなどの癖がある
●外反母趾
●内股歩き
鵞足炎を発する過程
気づいた時には、結構悪化している事が多いです!
✋痛み初め
●最初は膝を曲げ伸ばした際に、引っ掛かりを感じスムーズに動かしにくい
●時間の経過と共に、スムーズに動かせる
●休憩すると、痛みがおさまる
●鵞足部位を圧すると、痛気持ちいい
練習量の調整が必要です。
十分なアップやストレッチを行い、膝内側に負担が掛かるフォームで行っていないか確認。
一般の方は外出や通勤の際は階段などを使用せず、エスカレーターなどを使用し負担を減らす。
👎痛みが悪化
●動き始めから痛く、時間が経っても痛みが軽減しない
●鵞足部位を圧すと、強く痛む
●痛みで動くのを、ストップしてします
●膝の曲げ伸ばしが痛く、運動できない
動き始めに鵞足に痛みを感じる場合や、悪化する欄に当てはまる方は
トレーニングを中止し、施術を受けに行く事をお勧めします。
関節の炎症と似ているのでご注意を!
膝の関節の炎症も歩行痛や膝部内側に圧痛があり、鵞足炎の特徴と似ていますが。
圧痛部位が異なります。
📒圧して痛みで判断
●関節の炎症は、膝蓋骨(お皿)から約指2本分内側
●鵞足炎は、膝蓋骨(お皿)から約指4・5本分内側
施術の際、アプローチする筋肉や処置方法が異なる為
痛みが強い時は、ご自身で判断するのは注意が必要です。
泉町鍼灸整骨院でのアプローチ
鵞足炎には、主に鍼灸療法を行います。
縫工筋・薄筋・半腱様筋の負担軽減を目的に、鵞足部位の炎症軽減を目指します。
お客様の生活様式に合わせて、様々なアプローチ方法でご対応しております。
・鍼にパルス療法(筋肉負担軽減目的)
・キネシオテーピング固定(筋肉負担軽減目的)
・医療器械(炎症軽減目的)
※パルス療法:電気刺激
鵞足炎の誰でも出来るオススメのストレッチ
太ももの内側と裏側の筋肉を伸ばす事が大事です。
トレーニングの前後、入浴後に行って下さい。
太ももの裏側を伸ばす
①痛い方の裏側を伸ばす
②伸ばした同側の手を、足の指に近づけます
③曲げた脚の膝の外側面を、床から離れないようにして下さい
※両脚行って下さい
太ももの内側を伸ばす
①あぐらをかぎます
②足裏をつけ、両手でしっかり固定します
③足方向に頭部を近づけます
最初は30秒~1分位行い、慣れてきたら徐々に行う時間を増やして下さい。
継続する事で、鵞足炎の防止や早期回復に繋がる傾向です。
最後に
柏市では学生の部活の大会、市民のマラソン大会などが徐々に行われている為。
鵞足部位の痛みで、お越し頂くお客様が少しずつ増えてきました。
実は、私も学生時代に鵞足炎を経験した事があります。
その時はあまり適切に施術を受ける環境がなかった為、痛みが軽減するのに少し時間がかかった記憶があります。
現在は鍼灸療法や適切な医療器械などがあり、比較的早く痛みが軽減する傾向です。
鵞足炎でお悩むの方、問い合わせお待ちしております。
この記事を書いた人
【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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