オーバートレーニングで発生しやすいシンスプリントについて

2022年10月17日

オーバートレーニングに発生しやすいシンスプリントについて

10月中旬になり、柏市涼しい日が続きますね。

夏の暑苦しさに解放され、運動される方ついついオーバートレーニングになっていませんか?

泉町鍼灸整骨院でも、足を痛めて鍼灸療法を受ける学生のお客様が急増中です。

特に『シンスプリント』という怪我が多いです。

今回は、シンスプリントついてご説明させて頂きます。

ブログを読んで頂き、シンスプリントの緩和・予防に繋がれば嬉しく思います。

シンスプリントとは

シンスプリントとは、足の脛骨(スネの骨)内側下部が痛くなります。

具体的には、内くるぶしから1・2センチ上から10センチ位辺りに強い痛みを感じます。

主に骨膜や後脛骨筋に炎症が生じ、痛みを感じます。

後脛骨筋を繰り返し収縮する事により、筋付着部の骨膜が引っ張られ炎症が発生し痛みを感じます。

📗 後脛骨筋
脛骨下部内側後面から、足部内側中央まで付着しています。
足部の回外・底屈の作用があります。

ランニング・ラクビー・サッカー・バスケットなど、主に走るスポーツに起きやすいです。

好発するのも、まだ身体が仕上がっていない。

初心者、中・高校生の1年生に発生しやすいのも特徴の1つです。

痛める原因

走る事で後脛骨筋の強く収縮を繰り返し、筋付着部の骨膜が引っ張られ炎症が発生します。

特に走る際に股が開く様なホーム(O脚・内反足)に、後脛骨筋が強く収縮されやすいです。

骨膜の牽引による炎症にプラスして
✓ オーバートレーニング。
✓ 運動する地面が硬い(コンクリートなど)。
✓ シューズの底が薄い、擦り減っている。
✓ 扁平足。
✓ 下半身の筋力不足。

特に過剰なトレーニングを行い疲労がたまる事で、シンスプリントは起きやすい傾向です。

シンスプリントを生じた際の痛む過程

炎症が悪化したら、痛みで運動ができない傾向です。

痛みはじめ
● 脛骨内側に違和感。
● 患部を圧す・揉むと痛気持ち良い。
● トレーニング後に痛みがあるが、トレーニング時には痛みはない。
● 走り始めは痛むが、時間が経過すると感じない。

痛みを感じはじめたら、トランニング等のレーニングの量を減らしましょう。

トレーニングの際は、底が厚めのシューズに変更しましょう。

また、可能であれば芝生など地面が柔らかい場所でトレーニングして下さい。

トレーニング後は、必ずアイシングを行いましょう。

脛骨内側に違和感・痛みを感じる場合は、早期に施術を受ける事をお勧めします。

シンスプリントは早期に処置する事で、速く痛みが緩和しやすい傾向です。

👎痛みが悪化
● 痛くて、トレーニング走る事が出来ない。
● 患部を圧すと強い痛みを感じる。
● 安静時は痛くない。
● 少しの動作でも強い痛みを感じる。

シンスプリントは悪化すると、ランニングやジャンプが不能になる事が多いです。

日常生活には影響を及ぼしにくく、歩く際も痛み感じにくいです。

痛みが悪化すると、直ぐには緩和しない傾向です。

上半身を主にトレーニング、負担がかかりにくいプールでのトレーニングなどに変更し。

早めに施術等を受け下さい。

患者様から特に多いご質問

シンスプリントって、疲労骨折ですか?
シンスプリントと疲労骨折は違います。シンスプリントは、骨膜に炎症が起きています。疲労骨折は、骨に微細なヒビが入ります。疲労骨折は強い保存が必要ですし、シンスプリントよりも復帰に時間がかかる傾向です。

シンスプリントのご対応

シンスプリントは鍼灸療法でご対応

柏市の泉町鍼灸整骨院では、シンスプリントのお悩みには鍼灸療法でご対応しています。

後脛骨筋の疲労・負担緩和を目的に、後脛骨筋や隣接する筋肉にアプローチ致します。

炎症・痛みが強い場合は、炎症緩和目的医療機器を用いて施術を行います。

シンスプリントの痛むが強い場合は、キネシオテーピングで固定を行わいます。

トレーニングや私生活での負担軽減目的で、キネシオテーピングで固定を行います。

施術目的
● 後脛骨筋の負担緩和:鍼灸療法
● 炎症等の緩和:医療機器
● 負担軽減:キネシオテーピングで固定

シンスプリントのリハビリ方法

後脛骨筋の筋力不足が、シンスプリントの原因の1つです。

その為後脛骨筋の筋力アップが重要となります。

毎日簡単に行える、トレーニング方法をご紹介します。

シンスプリントのリハビリ方法
シンスプリントのリハビリ方法
シンスプリントのリハビリ方法

① 床にハンドタオルを置き、両足を置きましょう。
② タオルを指でつかむ様に曲げましょう。
③ 曲げた指を伸ばしましょう。
④ 指の曲げ伸ばしを繰り返しましょう。
◎ 指の曲げ伸ばしを繰り返す事で、タオルも一緒に畳まれていればOKです。
⑤ タオルの端から端まで、指で畳みましょう。

継続的行える事で後脛骨筋が鍛えられ、シンスプリントの予防・早期回復に繋がる傾向です。 是非、チャレンジして下さいね

この記事を書いた人

【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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