デスクワークに多い手の痺れ斜角筋症候群について

2022年09月30日

デスクワークに多い手の痺れ斜角筋症候群について

柏市9月は、台風の到来が何回かありましたね。

雨が多くなると低気圧の関係で、体調を崩しやすくなりますが。

皆様、お身体の調子どうですか?

ところで。

こんなお悩みありませんか?
✅ 首の前面・胸部が凝る
✅ 腕や手、特に小指が痺れる
✅ 握力が減少し物が握りくい
✅ 手の筋肉が痩せた気がする
✅ 呼吸が深く吸いづらい

上記に当てはまる方、もしかしたら斜角筋症候群かもしれません。

あまり聞いた事がない疾患だとおもいますが。

泉町鍼灸整骨院では、鍼灸コースを受けるお客様のお悩みでは比較的多いです。

今回は、斜角筋症候群の詳細を解りやすくご説明させて頂きます。

斜角筋症候群に気づかず、単なる肩凝りケアをしている方が多い傾向です。

ブログを読む事で、認識して頂いて緩和に繋がると幸いです。

斜角筋症候群とは

斜角筋症候群とは

先に斜角筋のご説明させて頂きます。

斜角筋は、首前面に存在する前・中・後斜角筋と左右3本ずつ存在します。

頸椎(首骨)の横側~肋骨に付着し、首の前面を外側に向かって斜めに走行する筋肉です。

顔を上に向く・横に傾ける・肋骨を引き上げ呼吸の補助などを主に行います。

悪い姿勢で、首前面が凝る・疲れると呼吸がしにくいなど。

斜角筋の凝りが原因かもしれません。

斜角筋症候群

手や腕の神経・血管は頭から首を通り、胸郭(鎖骨と肋骨の隙間)を通ります。

胸郭に隣接する斜角筋が凝る事で、走行する神経や血管を圧迫してしまい手や腕に痺れ・痛み発生ます。

こんな方に発生しやすい

● 肩でスイングするスポーツ(野球・バトミントン・剣道など)
● デスクワーク
● 家事等で手を頻繁に挙げる
● お仕事で重い物を頻繫に持ち上げる

特にデスクワークでの発生が多い

デスクワークによる悪い姿勢が斜角筋症候群の原因になりやすい

パソコン・スマートフォンなど行う際に、顔が前にだす姿勢いわゆる「顔出し猫背」を長時間行い。

”頭部の重さを支える“・”姿勢をキープする”事で、斜角筋に大変負担がかかり。

斜角筋症候群が発生する傾向です。

デスクワークで特にこんな方はご注意
● なで肩
● ストレートネック
● 肩こりが辛い方

斜角筋症候群を感じる過程

徐々に手に痺れを感じるのが特徴です。

📒凝り・痺れはじめ
✅ 首の前側が凝って辛い
✅ 疲れてくると、顔を横に向きづらい
✅ 斜角筋を揉むと、痛気持ち良い
✅ 疲れると、手特に小指が痺れる
✅ 安静すると痺れ消失する

斜角筋の凝り・手の痺れはじめは、練習量を抑え斜角筋に負担がかかりにくにトレーニングを行って下さい。

ストレッチを主に行う事で斜角筋の負担が軽減し、手の痺れが感じにくくなります。

一般の方、顔を前にだす姿勢を改める事が重要です。

顎を引き・あまり背中を円めない姿勢をなるべくとって頂く事で、斜角筋に負担が緩和されやすい傾向です。

施術を受ける事で、手の痺れは速く軽減する傾向です。

👎斜角筋症候群の悪化
✅ 手・腕などが常に痺れている
✅ 手の力が入りづらく、細かい作業が出来ない
✅ 手・腕の皮膚が蒼白ぎみになる
✅ 斜角筋が強く凝るが、圧しても痛みはない

悪化項目に2以上当てはまる、痺れ等で生活習慣に支障をきたす場合は。

トレーニングを中止、直ぐに施術を受ける事をお勧めします。

泉町鍼灸整骨院でのご対応

斜角筋症候群には鍼灸療法でご対応

斜角筋症候群には、鍼灸療法でご対応致します。

斜角筋の凝りの緩和し神経・血液の流れを良くする事を目的、斜角筋を中心に鍼でアプローチを行い斜角筋症候群の緩和を目指します。

📄施術メモ
痺れなどの原因は、斜角筋が神経や血管を圧迫している事なので。
斜角筋の負担を軽減する事で圧迫も解消され、痺れは消失・緩和する傾向です。

斜角筋のストレッチをご紹介

斜角筋症候群の緩和・防止は、斜角筋を常に良い状態にする事が重要です。

トレーニング前・後、就寝前などに、ストレッチを是非行って下さいね。

斜角筋症候群のストレッチ方法

ストレッチ手順
① 痺れがある側を壁際に立ちましょう。
② 痺れがある側の手と肘を壁に押し付けましょう。
③ 前にだす様に胸を張り・手と肘を後に反らしましょう。
※ 腰は反らし過ぎにご注意
④ 胸部・肩関節前面が伸びている事を感じて頂ければ、正しくストレッチを行われています。

1日1分を目安に、継続的に行いましょう。

最後に

秋の時期は各スポーツ大会が多く実施される為、どうしてもオーバートレーニングなってしまう場合が多いです。

当鍼灸整骨院でも柏市の学生から一般の方まで、テニス・バレーボール・などが原因で斜角筋症候群がお悩みでお越し頂く事が多いです。

斜角筋症候群は、早期に施術を始めれば早く緩和されやすい傾向です。

最近、首の前が凝る・手の小指が痺れるなど感じる方。

是非一度ご相談下さいね。

この記事を書いた人

【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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