寒い時期に多い梨状筋症候群について

2022年12月10日

寒い時期に多い梨状筋症候群について

12月中旬になり、柏市の最低気温が一桁代続いていますね。

寒さは筋肉が硬直しやすく、お身体が痛みを感じやすくなります。

泉町鍼灸整骨院でも、坐骨神経痛のお悩みで鍼灸療法を受けるお客様が増加傾向です。

その中でも特に多いのは、『梨状筋症候群』です。

腰痛・神経痛でお悩むの方は、一度は梨状筋症候群を聞いた事あるのではないでしょうか。

梨状筋症候群は冷え・疲労等で発生しやすいですが、しっかりケアすれば緩和しやすいです。

今回は梨状筋症候群について、ご説明させて頂きます。

ブログを読んで頂き、少しでも緩和・防止に繋がると嬉しいです。

梨状筋症候群とは

梨状筋症候群について

梨状筋症候群は、梨状筋と坐骨神経が大きく関与している疾患です。

梨状筋

梨状筋は、臀部の深い部に存在する筋肉です。

骨盤中央にある仙骨~太ももの骨大腿骨の端部に付着しています。

主に股関節を外旋、大腿部を外に開く(ガニ股)様な動きの際に作用します。

坐骨神経

腰椎・仙骨から出て、臀部の中央辺りでまとまる太い神経です。

また梨状筋の下を通過する為、梨状筋に圧迫されやすいのも特徴の1つです。

※個人差があり、梨状筋の隙間を通過する方もいます。

梨状筋症候群

何らかの原因で梨状筋が坐骨神経を圧迫してしまい、臀部が主に痛み・痺れを感じた際に。

梨状筋症候群と呼ばれます。

何らかの原因とは主に。
● パソコン作業・車の運転など、椅子に長時間同姿勢で座る。
(椅子が硬ければ硬い程、発生率はアップする傾向です)
● 長時間歩行:特にガニ股ぎみの歩行。
● ゴルゴスイング。
(特に右側に発生する傾向です)
● 急な体重増加。

臀部が痺れ・痛みを感じるお客様から、よく聞かれるご質問

神経痛である、梨状筋症候群とヘルニア・狭窄症との違いって何ですか?
痺れや痛みの原因である、神経を圧迫している物が異なります。梨状筋症候群は、筋肉。ヘルニアは軟骨。狭窄症は骨が神経を圧迫しています。筋肉は温める・ストレッチでほぐす事で負担が軽減し、神経の圧迫を緩和・減少しやすい為、日中の痛み・痺れを感じる頻度に波があります。軟骨や骨による神経の圧迫は緩和しづらい為、痛みや痺れは継続的に強く感じやすい傾向です。
坐骨神経の圧迫による痺れは、他にも発生しますか?
梨状筋以外の筋肉や血管なども、神経を圧迫する場合があります。その他では、子宮内膜などでも坐骨神経痛を感じる場合があります。

梨状筋症候群の感じる過程

疲労が蓄積すると感じやすく、癖になりがちです。

感じる初期
● 疲れると、臀部が突っ張り地味に痛む・痺れる。
● 叩く・伸ばしたりすると、まぎれる。
● 臀部の痛い部位を圧すと、痛た気持ち良い。
● 温めると、緩和しやすい。

痛み・痺れはじめは、梨状筋の負担緩和に気をつける事が重要です。

しっかりストレッチ・入浴を行う事で、悪化しにくくなります。

臀部に違和感がある場合、早期に施術を受ける事で痛み・痺れの緩和に繋がる傾向です。

痛み・痺れが悪化
● 臀部以外に、太モモにも感じる。
● 歩行の際に痛みを感じ、びっこを引く。
● 臀部に強い痛み・痺れを感じる。
● 臀部を圧すと、強い痛みを感じる。

上記に当てはまる場合、梨状筋・坐骨神経に強い負担がかかっています。

直ぐに施術を受ける事をお勧めします。

泉町鍼灸整骨院でのご対応

梨状筋症候群のお悩みには、鍼灸療法でご対応。

梨状筋症候群のお悩みには、鍼灸療法でご対応しております。

梨状筋に直接アプローチを行い、梨状筋の負担軽減を目的に坐骨神経痛の緩和を目指します。

痛みや痺れを強く感じる場合は、炎症減少作用がある医療機器でアプローチし早期緩和を目指します。

📒施術メモ
● 梨状筋の負担軽減を目的:鍼灸療法
● 坐骨神経痛の炎症緩和を目的:医療機器

2つのアプローチ方法を併行し、早期回復を目指します。

梨状筋症候群のストレッチ

梨状筋の継続的な負担が、臀部の痛み・痺れを起こしてしまいます。

入浴後にストレッチを行う事で、梨状筋の負担緩和に繋がります。

① ソファーや椅子に、少し浅めに座りましょう。
② 痛み・痺れる側の脚を軽く組みましょう。
③ ゆっくりお辞儀をする様に、上半身を前屈しましょう。
④ 前屈した際に臀部が伸びる感じがありましたら、ストレッチ完了です。

毎日両脚、各30秒~1分行って下さい。

最後に

梨状筋症候群の発生には、座位姿勢も大変関係性があります。

特にNG姿勢は、座敷に座る事です。

また椅子に座る際も、座る部分が硬いと悪化する傾向です。

これから柏市も寒さが強くなります。

臀部に違和感がある方、まずは寒さ対策と座る姿勢を見直しましょう。

梨状筋症候群でお悩むの方、ご予約お待ちしております。

この記事を書いた人

【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
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