腕を挙げた際に肩前方が痛む上腕二頭筋長頭腱炎について

2023年09月22日

腕を挙げた際に肩前方が痛む上腕二頭筋長頭腱炎について

9月も終わり近づいてきましたが。

柏市相変わらず30℃超えの日が続き、全然秋の季節感が感じられませんね。

泉町鍼灸整骨院では、最近“肩前方が痛い・辛い”を訴えて鍼灸療法を受けるお客様がおられます。

肩前方が痛く、こんなお悩みありませんか?
✓ 電車でつり革を握る体勢が辛い
✓ 手を挙げた時に痛む
✓ 重い荷物を痛くて持てない
✓ 野球の際、投球時に痛む
✓ 寝返り時に痛む

上記の様なお悩みがあり、肩前方が痛む場合は。

上腕二頭筋長頭腱炎の可能性が高いです。

上腕二頭筋長頭腱炎は、環境・生活習慣にもよりますが。

悪化すると、何もしていなくても痛い・痛みで睡眠に影響を及ぼす場合があります。

早期にしっかり処置する事が大切です。

今回は、上腕二頭筋長頭腱炎の詳細をご説明させて頂きます。

上腕二頭筋長頭腱炎とは

上腕二頭筋長頭腱炎とは

上腕二頭筋は上腕骨前面に存在し、いわゆる“力こぶ”の筋肉です。

肩甲骨前方から、前腕の橈骨まで付着しています。(わずかに尺骨にも付着)

※筋肉自体は1つですが。
長頭・短頭と枝分かれする様に、肩甲骨には2カ所に付着しています。

主に、肘関節の曲げる(屈曲)・外側に捻る(回外)作用があります。

スポーツでは、投球動作の際に痛みが好発する事が多く。

一般の方では、肘を曲げる動作が多い場合に多く好発する傾向です。

上腕二頭筋長頭腱炎は、投球動作をスポーツから日常生活習慣まで様々な要因で好発しやすいと言われています。

お客様からよくあるご質問

上腕二頭筋長頭腱炎と五十肩の違いはなんですが?
両方供、肩が痛みますが。五十肩は主に関節が炎症します。肘関節ではなく、肩関節の運動時痛や安静時痛を強く感じ、肩関節の可動域が制限される事が多いです。

上腕二頭筋長頭腱炎の痛む部位
肩関節前方に存在する、縦のスジ部分

炎症が起きる要因

炎症が起きる要因とは

野球・テニス・バレーボールなどで、肩関節を回す・肘を捻じる動作を行う事で。

上腕二頭筋長頭腱・腱を覆う腱鞘に、微細な損傷が発生します。

要因動作を繰り返す事で、損傷部位が炎症に繋がる傾向です。

また肘を曲げる・伸ばす動作を繰り返す事も、炎症の要因となります。

上腕二頭筋長頭腱炎を発する過程

炎症初期は肩前方に違和感程度な為、何もケアしない場合が多いです。

痛みはじめ
・肩前方を圧すと痛気持ち良い
・急に腕を拳上すると痛む
・起床時に、肩関節に絞扼感がある
・投球動作時に少し痛みがある

痛み感じる初期は、日常生活で腕の拳上動作は控えて下さい。

スポーツ愛好者は、トレーニング量を見直す事をお勧めします。

入浴後・トレーニング後は、アイシング・ストレッチなどを行って下さい。

腕の拳上時・投球動作時に、肩前方に違和感がある場合は。

早期に医療機関で処置を受ける事で、炎症が酷くなりにくい傾向です。

痛みの悪化
・肩前方を圧すと痛い
・腕を拳上すると痛みを強く感じる
・安静していても痛い
・起床時に痛くて腕が挙げられない
・投球動作時に強い痛みを感じる

上腕二頭筋長頭腱炎は悪化すると、痛みで腕が挙げづらく。

日常生活習慣に影響を及ぼす場合が多いです。

また肩が回しづらく、スポーツにも影響を及ぼす傾向です。

上腕二頭筋に負担がかかりづらいトレーニング、また安静を努め。

しっかりケア・施術を受ける事をお勧めします。

上腕二頭筋長頭腱炎へのご対応

上腕二頭筋長頭腱炎のお悩みには鍼灸療法でご対応
鍼灸療法でアプローチ

泉町鍼灸整骨院では、上腕二頭筋長頭腱炎のお悩みには鍼灸療法でご対応しております。

上腕二頭筋長頭部への炎症の緩和を目的に、上腕二頭筋部には鍼灸刺激・腱や腱鞘部には医療機器を用いてアプローチを行います。

キネシオテーピングで保存療法
キネシオテーピングで保存療法

またキネシオテーピングなどで患部の保存固定を行い、早期回復を目指します。

鍼灸療法 ¥4.580

炎症度合・環境など個人差はありますが、4~8週程度で炎症は軽減・消失する傾向です。

各施術アプローチの目的
・鍼パルス療法(電気刺激で筋肉の負担緩和)
・患部に微弱電流機器でアプローチ(炎症緩和)
・キネシオテーピングで固定(上腕二頭筋の負担軽減)

上腕二頭筋長頭腱炎は早期に施術を受ける事で、比較的早く痛みが消失する傾向です。

肩前方に違和感・痛みを感じた際は、一度ご相談下さい。

最後に

柏市また感染者数が増えてきたみたいですね。

当鍼灸整骨院では引き続き、衛生管理しっかり行って営業しております。

ご安心してお越し下さい。

この記事を書いた人

【資格】はり・きゅう師 / 柔道整復師
プロフィールはコチラ

関連記事